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療育で行った制作

スタジオそら鷺沼の人気のプログラムを紹介!

2021.01.11

 スタジオそらでは、お子さまの興味や課題に応じてプログラムの組み立てを行っています。今回はスタジオそら鷺沼で子どもたちに人気のプログラムを紹介します。

 

季節に合わせて制作をしよう!

 今回ご紹介するのは、台紙、作成物に合わせた型紙、クレヨン、マスキングテープ、シール、折り紙など使用した季節の制作物です。

 

スタジオそら鷺沼は児童発達支援のみのサービス提供を行っており、未就学のお子さんが通っています。そのため幼稚園や保育園で活用できるような、紙をちぎる、ハサミで切る、シールを貼る、のりで貼る、描く、塗るなどの基本的な動作を組み込み、簡単な作業工程で完成できるような内容にしています。

 

12月の制作ではクリスマスをテーマに、ケーキ、サンタクロース、トナカイを作りました。

 

今回行ったクリスマス制作では、「メリークリスマス」の文字を書く、台紙にケーキやサンタの顔をのりで貼り付ける、クレヨンでケーキのデコレーションを描く、シールを貼るなどを行いました。基本的には発達支援療育士が事前に作った見本を見て、作業工程を確認しながら行います。

 

発達段階や特性に合わせた難易度に調整し、楽しい活動に

 基本的な動作をたくさん盛り込んだクリスマス制作ですが、お子さんの発達段階や得意に合わせて内容をアレンジすることで、すべてのお子さんが楽しめるように工夫することができます。

 

 年長児には細かいシールを目や鼻に貼る作業や、「メリークリスマス」の文字を模写、ケーキヘのデコレーションはクレヨンで各々好きなものを描きました。

 

果物や、食べ物、電車などをデコレーションされたオリジナリティあふれる作品の数々が出来上がり、子どもたちの圧倒的な想像力に驚かされました。

 

 低年齢のお子さんの制作は、細かい作業はあらかじめスタッフが完成させておき、できる作業、集中の続く時間に合わせて作業工程の調整を行います。

 

待合いスペースに並ぶオリジナリティ溢れる作品を保護者さまに嬉しそうに説明するお子さんの様子を見ると、たくさんの事前準備があっても“頑張って良かった”という気持ちになれます。

 

 また、お子さんによっては、のりの感触が苦手、クレヨンで手が汚れることが嫌いなど、取り組みにくい作業が含まれている場合があります。

 

状況は様々ですが、特に感覚過敏などの特性に起因する場合に対しては、無理して同じ作業工程で取り組むのではなく、両面テープで代用する、色鉛筆などの色が手に付きにくいものを用意するなどの合理的配慮のもと作業工程を調整することも重要です。

 

 もちろん手本通りに作成する、作業工程を全て一人で行う、指示に従って作業に集中して取り組むなども大切なスキルですが、子ども自身の主体性や発想力を存分に発揮することもまた大切なスキルです。

 

ある程度ベースとなる形が完成したら、お絵描きは自由に行い好きなものを描く、シールを自由に貼る、等子どもたちの主体性を大切にすることも重要なポイントです。

 

スタジオそら鷺沼

児童発達支援のスタジオそら鷺沼です。発達支援療育や、イベントなどの情報をお届けします。また、子どもたちの成長事例や作品など、活動の報告などを行います。

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