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発達支援療育プログラムの内容を紹介

発達支援療育の実例と保護者の声①

2018.12.10

 スタジオそら用賀に通所されているお子さまの課題や、スタジオそら用賀で行っている発達支援療育、さらに療育を受けてからのお子さまの変化などをお伝えします。

お子さまの基礎情報

発達で気になるところがあり、半年前よりスタジオそら用賀に通所を開始した6歳の女の子。

 

<保護者が感じていた子どもの課題>

自分でやりたい、と言う気持ちが強すぎてお友達の話を無視してやり続けてしまう姿が多く見られた。自由遊びの時間にマイペースな行動が目立ち、お友達と関わって遊ぼうとしなかったり、お友達にあまり興味がない様子で、家でもお友達の話をしなかった。

スタジオそらで設定した支援目標

A 1回の療育で他児と3回コミュニケーションを取ることができるようになる。

B 遊びの中で他児に譲ることができるようになる。

友達を意識し、一緒に遊べるようになるために、支援目標A・支援目標Bを立てました。

スタジオそらで行っている発達支援療育

日々子どもの発達段階を観察し、プログラムは一進一退しながら進めます。ある日のお子さんの発達支援療育のプログラムをご紹介します。

①ポーズ模倣

 …支援計画Bに対して、自分がやりたいポーズではなく相手のとっているポーズを観察して模倣することで気持ちを譲る。

 

②ドンじゃんけん(ケンケンして相手のところまで行く、じゃんけんをして負けたら後ろに並ぶ他児の名前を呼ぶ)

 …支援計画Aに対して、他児とコミュニケーションをとることで成立する遊びを行う。また、支援計画Bに対して、負けたら順番を譲ることで成立する遊びを行う。

 

③伝言ゲーム(3語文で自分で言葉をつくって伝言する)

 …支援計画Aに対して、他児が分かりやすい様に伝える。分からなかった時は「もう一回教えて」と言う。など他児に合わせてコミュニケーションを行うという事を遊びの中で楽しく学んでもらう。

 

④キックベース

 …支援計画Aに対して、他児とコミュニケーションをとることで盛り上がる遊びを行う。また、支援計画Bに対して、攻守交代することで成立する遊びを行う。

スタジオそらに通ってからの子どもの変化

 「自分がやりたい!」という意思表示を特に示していたが、今は相手の反応を見て相手の返事を待ってから行動できることが多くなった。自らお友達と関わろうと、お友達への声掛けが自然と出るようになった。(一緒に遊ぼう!~するのはどう?等)

 家で「今日〇〇くんが〇〇って言ってたよ」「今日〇〇ちゃんと砂場で遊んだよ」とお友達の名前が出るようになった。幼稚園の先生からも、以上のような成長が見られると言われることが多くうれしく思っています。

スタジオそら用賀

児童発達支援・放課後等デイサービスのスタジオそら用賀です。発達支援療育や、イベントなどの情報をお届けします。また、子どもたちの成長事例や作品など、活動の報告などを行います。

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