発達支援療育の実例と保護者の声③
2019.01.15スタジオそら品川戸越に通所されているお子さまの課題や、スタジオそら品川戸越で行っている発達支援療育、さらに療育を受けてからのお子さまの変化などをお伝えします。
保護者が感じていた子どもの課題
障害等の診断はない(受けていない)ものの、言葉の発達の遅れ、運動の発達の遅れが気になって半年前にスタジオそらの通所を開始した3歳の男の子。
言葉は「パパ・ママ」は伝えることができるが、その他は喃語に近い一語文(子どもにとっては意味を持つ言葉)を使っていた。また、運動機能は両足ジャンプができるようになってきていたが、周囲の子どもに比べると少し遅れているように感じていた。
スタジオそらで設定した支援目標
・2語文での要求を表出することが出来る(言語・コミュニケーション)
・椅子に座って話を聞くことが出来る(人間関係・社会性)
・スケジュールに沿って活動に取り組むことが出来る(認知・行動)
・5分間離席せずに課題に取り組む(認知・行動)
・両足ジャンプ5回連続で出来るようになる(感覚・運動)
・片足立ち両足とも5秒出来るようになる(感覚・運動)
・図形の模写が出来るようになる〇△□+-I(感覚・運動)
スタジオそらで行っている発達支援療育
微細運動として机上課題は以下のものを行っています。
・塗り絵
・お絵かき
・図形模写
・ひらがなブロックで単語をつくろう
・絵本の読み聞かせ
塗り絵・お絵かきは興味を持ちやすい机上課題を行うことで、5分間離席をせずに楽しく過ごせるよう設定をしています。鉛筆の持ち方・力の加減を楽しみながら学び、図形模写をスムーズに取り組めるよう環境設定をしています。
2語文の表出には複数の言葉・単語を理解し使える必要があります。言葉・単語を口で伝えることに加え、イラスト付きのひらがなブロックを用いて言葉・単語をみせ、認識できるようにすることで語彙を増やし、言葉の発達を促します。
粗大運動では
・宝集めゲーム
・バランスボールに乗ってみよう
などのプログラムで、楽しみながらしっかり身体を動かすことで運動技能の基礎を習得しています。先生の補助を受けながらバランスボールに乗ることで体幹・バランス感覚をつけ、片足立ちや両足ジャンプに繋げます。
スタジオそらに通ってからのお子さまの変化
スタジオそらに通い始めてから半年くらいですが、療育の効果を3つ実感しています。
・いい事、悪い事の区別がつくようになってきました。
・気持ちの切り替えが出来るようになってきました。
・相手に伝えたい時は『お話があるの』や『お願いがあるの』と言って話してくれるようになりました。