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特集
アファンの森で木のブランコを満喫

アファンの森ツアー2018開催レポート②「大自然であそぼう!ツアー開催の様子」

2018.11.02

 自然の中でのびのびとした活動を行う「あおぞら療育」をするスタジオそらと、豊かな森の中で精神的な不安やストレスを抱える子どもの心に寄り添う活動「5センスプロジェクト」を行うアファンの森財団。活動や考え方にたくさんの共通点があり、発達障害児のための自然活動体験の研究を2日間に渡って共同で行いました。

(この記事は、アファンの森ツアー2018開催レポート①「あおぞら療育×自然活動体験の研究」の続きになります。)

大自然であそぼう!アファンの森ツアー開催

 2日目はいよいよスタジオそら会員を招待してのツアーの開催です。あいにくの雨でしたが、子どもたちは元気に森にやってきました。今回参加されたのは保護者4名と、4歳〜7歳の子ども5名。鮮やかなカッパとレインブーツで賑やかなツアーとなりました。

 

森についたら「はじまりセレモニー」を行います。まず全員で深呼吸を行い、身体の中の空気を森の空気に入れ替えます。手を上に伸ばして下ろす、全身を使ってゆっくりと大きく深呼吸することで子どもたちも自然と腹式呼吸に切り替わり、気持ちを落ち着かせます。

キノコ採集!サワガニ探し!笹舟作り!興味いっぱいの子どもたち

 プログラムは、保護者と子どもとそれぞれ分かれて進行します。子どもたちは、森林散策で興味のある遊びを行いながら昼食ポイントまで移動しました。

 

 子どもの1人がスタートして数秒で艶やかな赤色のキノコを発見、「みんな見て!こんなキノコがあった!」と注目を集めます。それを見た子どもたちは宝物を見つけたように目を輝かせ、キノコ採集が始まりました。赤色のキノコはタマゴタケというキノコで、名前の通り卵にような部分からニョキッと生えているんだよと森のガイドの方から教わり、「この卵みたいなものがあったよ!これってタマゴタケの赤ちゃん?」「今度は白いきのこがあったよ!」「こっちには大きなキノコ!」と次々にキノコを発見している様子がありました。

アファンの森でタマゴタケを採集

 昼食ポイントまでに行った遊びは、キノコ採集、昆虫採集、木の実の味見、木の実採集、川でサワカニ探し、どんぐり笛、笹笛、笹舟作り、笹舟流し…普段集団活動に参加するのが苦手な子どもも一緒になって活動を行っている姿がありました。

アファンの森で見つけたものを友達に見せる

 その間、保護者の方々は子どもたちとは別ルートで森林散策を行います。自分だけのための時間にしてくださいねと森のガイドの言葉かけで、家事・育児に追われてなかなかゆっくりできていない保護者たちが自然とじっくり向き合い、リラックスしている姿がありました。森の香りや優しい木漏れ日、優しく雨を凌いでくれる樹木、ウッドチップが敷かれた柔らかく優しい山道…。別行動の子どもが森で歩いていて転んでいないだろうか?と心配していた保護者も、この優しい森なら子どもを預けても大丈夫だという安心感もあったようです。

 

 昼食ポイントでは、親子と、C.W.ニコルさんが合流。昼食を取りながらアファンの森のなりたちや思いを聞きました。

 

 午後も保護者と子どもは別れて活動を行います。アファンの森財団の方に木にロープをかけて作るブランコなど森のアクティビティーを設置してもらい、子どもたちはそれぞれの楽しみ方をしました。

ある子どもは森のハンモックでゆっくりした時間を過ごし、ウトウトと気持ちよさそうにしていました。ある子どもはハンモックに揺られ、その気持ちよさから他の子どもを誘い3人でハンモックに揺られます。

 

森のブランコに夢中で大きな声で笑う子ども、僕もやりたい!と集まる子どもたち。順番待ちや、大きく揺れるブランコにぶつからないよう考えて行動できるようにサポートを行うと、子どもたちはスタジオそらで行っている療育の成果を発揮していました。

子どもたちの反応は…

 子どもたちはとても満足した様子で、冒険心がついたことやマイナスイオンたっぷりの自然で過ごせたこと、また単なるアウトドアイベントと違って安心して参加ができたことが嬉しかったと保護者からのアンケートで回答がありました。

 

(この記事は、アファンの森ツアー2018開催レポート③「自然体験!療育士レポート」に続きます。)

 

スタジオそら事務局

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