スタジオそらで発見!可愛い・楽しい子どもたち ~先生を助ける、枠を超えた想像力編~
2020.11.09スタジオそらで発見!可愛い・楽しい子どもたちシリーズでは、スタジオそらの発達支援療育士が発見した子どもたちの可愛い・楽しいエピソードを紹介します。
スタジオそらには発達が気になる18歳未満のお子さんが通っています。エピソードは発達障害の特性によるものから、お子さん興味・得意なことなどからくるものまで、様々なものを集めています。
自由遊びの時間のできごと
色とりどりのカラーボールを8歳になる男の子に渡して、どんな遊びがしたいか相談してみました。
玉入れや的当てなどを予想していた療育士は男の子から返ってきた自由すぎる発想に驚かされました。
「畑に野菜や果物を植えよう!」
そう言ってカラーボールの色に合わせた野菜や果物を言いながら綺麗に一つずつ床に並べていきました。
赤色はりんご、トマト。
黄色はレモン、バナナ。
紫色はぶどう、ブルーベリー。
白色はかぶ、大根。
ピンクは桃…
ところが、青色を手にしたとたんに男の子の動きがとまり考え込んでしまいました。
療育士も一緒になって青色の野菜と果物を一生懸命考えますが、思いつきません。
「青色はソーダにしよう!」
困っているその場の空気を一変する男の子から驚きの一言でした。
「畑にソーダを植えること」が正解なのか不正解なのかではなく、楽しく遊ぶことが正解なのだと男の子から教えてもらいました。
その後も「白いボールはおにぎりみたいだからおにぎりも植えよう」と言ったり、片付けの際には「たくさん収穫できてうれしいね」と、次々と自由な発想が続き、療育士は感心しながらもずっと男の子と同じ笑顔になっていました。