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発達障害関連の映画を紹介

映画『ぼくと魔法の言葉たち』

2018.04.20

今回は自閉症スペクトラム障害の方を取り上げた映画“LIFE ANIMATED,『ぼくと魔法の言葉たち』”を紹介します。(2017年4月より公開)

ウォールストリート・ジャーナル記者時代にピュリッツァー賞を受賞したことがあるロン・サスキンドさんが書いた同名の著書に基づいたドキュメンタリー映画で、サスキンドさんの自閉症の息子、オーウェンさんの日常をカメラにおさめた作品です。

オーウェンさんは2歳半の時に突然、言語能力を失い、周囲とコミュニケーションできなくなってしましました。オーウェンさんはそれまで、2〜3語文を使い会話していましたが、それが突然消えてしまい、目も合わなくなり、運動面も退行が見られ、歩いても色々なものにぶつかるようになりました。様々な専門家にオーウェンさんを診てもらった結果、1人の医師が“自閉症”という言葉を口にしましたが、ご両親はあまりのショックで、それからその医師が何を話したのか全く覚えていないそうです。

オーウェンさんは6歳になるころには「ジュース」としか言わなくなっていました。

ある日、家族で「リトル・マーメイド」のビデオを観ていたときに、オーウェンさんが、アリエルがアースラと自分の声と引き換えに人間になる契約をするシーンを何回も巻き戻しては再生していた時、母親ははっとします。

オーウェンさんが言っていた「ジュース」はジュースではなく、アースラが言う「Just your voice(声と引き換えに)」のセリフだと気づいたのです。さてこれからディズニー映画のキャラクターのセリフを通してオーウェンさんと彼の家族はどのように成長していくのでしょうか…。

オーウェンさんが実際に2歳だったころのホームビデオのシーンから、自立するまでのドキュメンタリーです。オーウェンさんが卒業された全米トップクラスのスペシャルエデュケーションの私立学校であるリバービュー・スクール(Riverview School)の様子もかいま見られます。是非、ご家族みんなでお楽しみください。

発達障害療育研究所

スタジオそらに所属する言語学博士、言語聴覚士、臨床心理士など、様々な分野の専門家が集まる研究所です。発達障害を中心に、関連の情報を分かりやすく解説します。

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