スタジオそらで発見!可愛い・楽しい子どもたち ~子どもの世界を広げる初めての体験編~
2022.01.10スタジオそらで発見!可愛い・楽しい子どもたちシリーズでは、スタジオそらの発達支援療育士が発見した子どもたちの可愛い・楽しいエピソードを紹介します。
スタジオそらには発達が気になる18歳未満のお子さんが通っています。エピソードは発達障害の特性によるものから、お子さん興味・得意なことなどからくるものまで、様々なものを集めています。
いつもの遊びに心躍らせるAちゃん
言葉でのコミュニケーションを促すことを目標にスタジオそら武蔵野に通うAちゃん。ぴょんぴょんと飛び跳ねることが大好きで、いつも先生に支えられながらバランスボールやトランポリンの上をニコニコ楽しそうに飛び跳ねる様子を見せてくれます。
ある日の療育中、「いつものマット、やろうか」と先生はマットを出して来ると、Aちゃんに上に寝転んでもらいました。
「しゅっぱーつ、進行!」と先生がマットをひっぱり少し揺らすと、Aちゃんはマットを滑り降ります。Aちゃんはそれが楽しいようで、笑いながらマットを追いかけてきて、もう一回とお願いするようにマットに座り込みます。
ゆらゆらゆらゆら、こてん。
何度か繰り返した後「しゅっぱーつ、進行!」と、今度は揺らさず少し勢いをつけてマットを引っ張り走り出すと、マットから滑り降りることなく風をきって進んでいくAちゃん。目をまんまるくさせてとても驚いた顔をし、ニコニコ笑ってマットの上に座り続け、もう一度動くのを待っていました。
いつもと違う、けど楽しい体験!
Aちゃんにとってはきっと初めての体験だったのでしょう。いつもとは違う感覚に驚きながらも、楽しそうにニコニコ笑う姿がとてもかわいらしく、いろんな表情を見せてくれたAちゃんに、先生も同じように笑ってしまいました。
初めての体験は少なからず緊張するものです。しかし、いつもと同じ楽しさの中にほんの少しの違いを加え、こんなやり方もあるんだよ、こんな楽しさもあるんだよ、と、少しずつでも世界を広げていけたらいいなあと、改めて感じました。
私たちも、いつもと同じではなく、日々変化を求め、一緒に成長していきたいと思いました。