スタジオそらで発見!可愛い・楽しい子どもたち ~先生を思いやる心の成長編~
2022.02.14スタジオそらで発見!可愛い・楽しい子どもたちシリーズでは、スタジオそらの発達支援療育士が発見した子どもたちの可愛い・楽しいエピソードを紹介します。
スタジオそらには発達が気になる18歳未満のお子さんが通っています。エピソードは発達障害の特性によるものから、お子さん興味・得意なことなどからくるものまで、様々なものを集めています。
元気いっぱいの6歳の男の子のエピソード
スタジオそらに通い始めて1か月、Aくんはいつものように元気よくスタジオそらに来所してきました。スタジオそらの活動や先生にも慣れきて、この日も一緒に活動する2人の先生とお話しながら楽しく取り組んでいました。
その日の最後の活動は、Aくんが楽しみにしていた「コーン返し」。どちらが多くコーンをひっくり返せるか競争する活動でした。「負けないぞ!」と言い、やる気いっぱいのAくん。先生も手加減せずに正々堂々勝負しました。
その結果は、2回ともAくんの勝ち!先生は一度も勝つことができませんでした。
とても喜んでいるAくんに対し、悔しがっている先生。その様子を見たAくんは先生に、「次は頑張ろうね!」と自分から励ましの言葉をかけてくれました。
Aくんが相手を励ます言葉を初めて聞いたので、見ていた先生と勝負した先生は驚くと同時にとても嬉しい気持ちになりました。普段から自分のお話をすることが大好きなAくんですが、自分の勝ちを喜ぶだけではなく、相手を思いやる言葉をかけてくれたことに、とても感動しました。
通い始めて間もないスタジオそらの活動・先生からも子どもたちは多くのことを学びとり、こちらから身に着けてほしいと働きかける以上に子どもはとても早く成長することを実感しました。言葉の表出が課題だった子が話せるようになったり、相手とのコミュニケーションが苦手な子がやり取りができるようになったりするのを見るととても嬉しく思います。
自分のことだけでなく、相手のことを思いやる気持ちや言葉をかけることも成長の一つです。今後も子どもたちと一緒に発達支援療育士も成長していきたいと思います。