ご紹介/発達障害を抱える児童精神科医が悩める親子に向き合う漫画「リエゾンーこどものこころ診療所―」
2023.01.10
(この記事は、外部団体・企業で行われる取り組みのご紹介となります。内容の詳細についてのお問合せは、下部に記載する団体・企業へご連絡ください。)
※権利の都合上、スタジオそらスタッフが描いたイラストにてご紹介しております。
近年、「発達障害」という言葉は広く社会で認知されるようになってきました。その一方で、実際に発達障害を持つ当事者や家族、周囲の人々が抱える困難や生きづらさについては、まだあまり知られていないように思います。
今回ご紹介する「リエゾンーこどものこころ診療所―」は、発達障害の当事者や取り巻く人々の抱える問題にスポットが当てられた漫画です。自らも発達障害を抱える研修医(遠野志保)と児童精神科医(佐山卓)が、悩める親子に丁寧に向き合っていく様子が描かれています。
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現代日本の痛みを描く医療漫画の新機軸!
この児童精神科医は、発達障害を凸凹と呼ぶ。あなたの凸凹にハマる生き方が必ずある。
日本で発達障害と診断されている人はおよそ48万人。
そして、子どもの10人に1人は、何らかの障害を抱えているとされる現代。
人知れず学校や家庭でトラブルを抱え、孤独や苦痛に耐えながら生きる人たちがいる。
児童精神科医は、そんな親と子に向き合い続ける。
(講談社コミックプラスサイトより)
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遠野志保は小児科の研修医。遅刻や忘れ物の常習犯だ。見かねた研修担当医から、系列の小さなクリニックに“飛ばされる”。
そこで志保を待ち受けていたのは風変わりな児童精神科医・佐山だった。志保は唐突にある診断を下されて……。
大人も子供も生きづらさを抱える現代——。悩める親子に向き合う“児童精神科医”を描く、新たな医療漫画がスタート!!
(週刊モーニング公式サイトより)
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発達障害と一口に言っても、症状や取り巻く環境は様々です。それぞれが抱えている生きづらさや問題が簡単に解決することは少ないかもしれません。
しかし、「私たちの周囲にも、生きづらさを抱えた人がきっといる」という気付きや、実際どういった困難があるかを知ること、発達障害への理解が進むことで、誰しもが生きやすい社会を創っていくことができるのではと思います。
今まで見えていなかった、発達障害への「気付き」や「知ること」の一歩となる作品であり、ぜひ多くの方に手に取っていただければと思います。
現在、講談社の週刊モーニングで連載されており、2022年3月には「第25回文化庁メディア芸術祭マンガ部門 審査委員会推薦作品」にも選出されています。
「リエゾンーこどものこころ診療所―」
https://morning.kodansha.co.jp/c/liaison.html
原作・漫画:ヨンチャン
原作:竹村優作
単行本発売中