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特集
なまけてなんかない!

大人が学習障害に気付き、支援する大切さがわかる絵本「なまけてなんかない! ディスレクシアの男の子のはなし」

2021.01.11

 ディスレクシアとは、視覚や聴覚に異常はないものの、読み取るのが困難、文字を思い起こして書くのが困難、文字が歪んで感じたりかすんで感じるなど人によって様々な症状があります。(ディスレクシアについて詳しくはこちら)

 

知的な困難さを持ち合わせないことが多いことから、本人のやる気や努力の問題、または家庭環境の問題として捉えられてしまうことが少なくありません。

 

 今回は、そういった現状を踏まえ、幼稚園や保育園の先生、保護者、学校の教師たちにディスレクシアを知ってもらい、そして当事者の子どもたちには「キミが怠けているんじゃないよ」と伝えるために作られた絵本「なまけてなんかない!ディスレクシアの男の子のはなし」(岩崎書店/品川裕香 作・北原明日香 絵)を紹介します。

 

絵本のあらすじ

幼稚園に通う“りんちゃん”は、明るく活発でお友だちがたくさんいる男の子です。

小学1年生になったらどんな勉強をするんだろうとワクワクした気持ちで小学校へ入学します。

 

字の勉強も頑張ろう…そう思って取り組みますが、なぜかみんなは覚えられている字なのに“りんぞうくん”は読めません。

 

「そっか おれ どりょく…… どりょくがたりないんだ」

 

字を書く練習を頑張りますが、なかなか覚えることができません。

先生からも、ママからも、もっと頑張るようにと叱られてしまいます。

 

「おれ、ばかだぁ」「ぜんぜん できないよう」「もう だめだよう」

 

りんぞうくんは幼稚園の先生へ助けを求めます。

そして幼稚園の先生から“ひみつのとっくん”をしてもらいます。

 

幼稚園の先生は、“りんちゃん”の学び方が他の人とは異なることをお母さんに伝え、お母さんはそのことを小学校の先生に伝えます。

 

「おれ、りんぞう! なまけてなんか ないぞ!」

そう締めくくられる“りんぞうくん”は鉛筆とノートをもって、とびきりの笑顔をみせています。

 

発達障害があっても、子どもに適した指導で状態は変わる

 1文字ずつ読むことはできても、単語や文の区切りを見分けることが難しいお子さんの場合、文中に/をつけたり、区切りの行間を広くとったりすることで、文章が読みやすくなる場合があります。例えば、「きょう/は/びょういん/へ/いく。」のように/で単語や文の区切りをあらかじめつけておくと、その/をヒントに文のまとまりを認識しやすくすることができます。

 

文字が読みづらいことが原因で他の学習も止まってしまうのであれば、配慮のある教材をつかったり、配慮のある指導を受けることで解決できるかもしれません。

 

子どもに適した指導が受けられるように、まずは子どもに関わるたくさんの大人たちに、ぜひディスレクシアについて知ってもらいたいですね。

 

なまけてなんかない!ディスレクシアの男の子のはなし

https://www.iwasakishoten.co.jp/book/b280455.html

品川裕香 作

北原明日香 絵

出版社:岩崎書店

スタジオそら事務局

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