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スタジオそら喜多見のニヤリホット

2023.11.13

スタジオそらであった思わず「ニヤリ」としたことや「ホッと」心が温まった出来事などを「ニヤリホット」としてご紹介します。お子さんたちの可愛い姿や楽しいエピソードを集めました。

 

勝つことにこだわりがあるAちゃん

 小学2年生の女の子のAちゃん。いつもニコニコ元気ですが、自分の思い通りにいかなかったり、ゲームで負けそうになると泣いてゲームを辞めてしまうことがありました。このことが原因で度々お友達と気まずい雰囲気になったことがある、とお母さまは気にされているようでした。

 

 ある日の発達支援療育で、先生とAちゃんが、カードの枚数が多い方が勝ち、というルールの遊びをしていた時のこと。いつも「先生、今のなしだよ!」と言ってゲームをうやむやにしていたところ、今回は口では同様のことを言いながらも、療育士にカードを渡してくれるという出来事がありました。

 

 その後にも、鬼にタッチされた人から脱落、というルールで他児と鬼ごっこをする機会がありましたが、Aちゃんは1番最初につかまってしまいました。今までだったら捕まる直前に転んでゲームから抜けたり、泣いてゲーム参加を辞めることが多かったのですが、今回はぐっと唇をかみしめ、最後の一人が捕まるまでゲームを見届けることが出来ました。

 

お母さまとのお約束

 実はこの日、スタジオそらに来る前にお母さまとお約束をしていたそうです。

「いつも泣いていたら、他のお友達も楽しくないし、いつか一緒に遊んでくれなくなるよ。悔しくて泣いちゃう気持ちもわかるけれど、泣いてもすぐ切り替えて、最後までみんなと楽しく遊んでおいで」

 Aちゃんは、お母さまのこの言葉をしっかりと受け止めて、不利な場面になっても、泣くことなく最後まで遊びに参加することができました。

また、遊び終わった後に「我慢できたの、とってもすごかったね!えらい!」と先生が声をかけると、少し得意げに、ふふ、と笑うAちゃんの笑顔が印象的でした。

鬼ごっこで最初にAちゃんが捕まった時、一緒に遊ぶ発達支援療育士は大丈夫かな?と心配していました。ですが、お母さまとの約束を最後まで守り切ったAちゃんは確実に成長していましたし、今後は、多くのお友達とさらに楽しく遊べるに違いない!とこれから先がいっそう楽しみに感じられました。

この日の活動内容をフィードバックした際の、お母さまの優しい笑顔も印象的でした。

 

スタジオそら喜多見

児童発達支援・放課後等デイサービスのスタジオそら喜多見です。発達支援療育や、イベントなどの情報をお届けします。また、子どもたちの成長事例や作品など、活動の報告などを行います。

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