スタジオそら原宿の成長事例
2024.02.12発達が気になるお子さまに対する発達支援療育を行うスタジオそら。今回はスタジオそら原宿に通所されているお子さまの実際の成長事例を紹介します。
ご通所前のお子さまの状況
通所開始時4歳の女の子。落ち着きがなく、発声できる言葉が少ないこと、椅子に座っていられる時間が短く、やりたいことや行きたい場所に行けないと癇癪を起こすことが気になり、通所を検討されたそうです。また発語は「ママ」「パパ」「ちょうだい」「お腹すいた」などがありましたが、それ以外は主にジェスチャーでコミュニケーションをとっていたとのことでした。
個別支援計画とプログラム内容
通所開始より6か月後の個別支援計画の目標には、「指示を聞いて短時間待つ」「発声できる言葉を増やす」を落とし込みました。
プログラム内容としては、サーキットトレーニングなどのお子さまが楽しく活動できるものを取り入れました。活動のスタート時には椅子に座って数秒待つ場面を作ったり、要求や物の名前などを復唱したりできるよう、活動内容を工夫します。
お子さまの様子
3か月ほど活動をしていくうちに、発達支援療育士が道具の準備などをしている間も座って待ち続けることができるようになり、ボールを見て「ぼ」、りんごのカードを見て「り」など、自ら言えることが増えていきました。
また、キャッチボールの際にニコニコしながら別の方向にボールを投げるなど、楽しく、時にはふざけながら活動することも増え、コミュニケーションを楽しんでいるという様子が感じ取れるようになりました。
現在は先生からの声かけは理解できるようになり、「走るよ」「どっちがいい?」など、指示や質問を聞いて行動できることが増えてきています。
こちらの指示が理解できるようになったり、子どもからの発語や要求がでることで意思の疎通ができたり、先生のリアクションで子どもが笑ったり、反応を試すようにいたずらをしてみたり、そういったコミュニケーションのひとつひとつが嬉しく、また私たちスタッフのやりがいに繋がっています。
人と関わることの楽しさや、自分から働きかけることで人に助けてもらえることを療育を通して伝えていきたいと思っています。