
ご紹介/個性豊かな雑貨を通じて、障害がある人のチカラを感じる。就労継続支援A型事業所“マジェルカ”の働き方と想い
2020.08.10(この記事は、外部団体・企業で行われる取り組みのご紹介となります。内容の詳細についてのお問合せは、下部に記載する団体・企業へご連絡ください。)
吉祥寺駅から徒歩8分、カフェやアパレルショップが並ぶ商店街に“マジェルカ”というお店があります。通りがかりに見付けた看板に書かれた「障害」というキーワードが気になり、店内の様子を確認すると、可愛い雑貨がズラリと並んでいました。
“マジェルカ”は障害のある方々が作る雑貨専門のセレクトショップとして営業されていらっしゃるそうです。
障害者雇用を積極的に行う“マジェルカ”に、雇用に関する工夫やそれぞれの働き方などについて伺いました。
マジェルカはどんな店舗ですか?
日本全国の福祉施設で障害者が制作した製品を専門に販売するお店です。吉祥寺に実店舗をもち、オンラインショップでも販売をしています。また、就労継続支援A型事業所として、ショップの運営も障害を持つメンバーと一緒に行っています。
マジェルカではどのような人が働いていますか?
主に精神障害のある方に働いて頂いてます。発達障害がある方も受け入れています。
障害がある人はどのような仕事をしていますか?
大きく分けると <店舗対応> と <Web対応> の二つの仕事があります。
<店舗対応>の仕事としては、接客(レジを含む)・商品発注と入庫・店内展示・オンラインショップ対応等、幅広い業務を担当して頂きます。接客はすべての方に担当して頂いてます。
<Web対応>の仕事としては、オンラインショップ掲載写真の加工や掲載、ウェブサイト更新等になります。こちらは技術と経験のある方にお願いしています。
障害のある人が継続して働けるヒミツがあれば教えてください
「継続して働きたい」という長期のビジョンをもつこと、職場の上司や仲間とのコミュニケーションを重ねていくこと、そして、困ったときには 気軽に相談すること (必要に応じて、病院の先生、相談支援事業所といった他の専門家のアドバイスも求めること)、でしょうか。
マジェルカのコンセプトやビジョンなどがあれば教えてください
マジェルカ という店名は「混ぜる」という言葉から生まれたものです。様々な個性が混ざり合う社会を実現したい という思いが込められています。
マジェルカで出会った雑貨を通じて、障害のある人の力を感じてもらい、彼らをより身近に感じてもらう、そんなきっかけを沢山の方に提供できたらと思っています。
なので、商品の背景(どんな方がどのように制作しているのか)といった事も丁寧に説明することを心がけています。
最後に、マジェルカからのお知らせをどうぞ!
Instagramもやってますので、是非フォローしてみてください。(なんと、フォロワーは4000人を超えています!)
また、今はコロナ感染対策のため、店舗でゆっくりお話しすることが難しいのですが、
ZOOMを利用してスタッフと1対1で会話をしながら買い物を楽しめる「リモートショッピング」というサービスも開始しました。
スタッフがカメラを片手に店舗を歩き、商品の背景についても丁寧にご説明します。
是非お気軽に、オンラインでマジェルカに買い物に来て頂ければと思います!

株式会社マジェルカ
「障害のある方々をもっと身近に感じられる社会に。障害のある方々の力をもっと多くの人が知る事ができる世の中に。」というビジョンのもと、日本全国の福祉施設で障害者が制作した製品を販売。作業所製品と市場を結び、製品の価値に見合った正当な価格で流通させる「ウェルフェアトレード(※)」を目指す。
同時に、就労継続支援A型事業所として、障害を持つ方々自身が働く喜びを知り、能力を発揮する機会を提供している。
※ウェルフェアトレードとは福祉(Welfare)のフェアトレード(Fairtrade)を意味する