スタジオそら社内研修の紹介
2024.04.08スタジオそらでは、虐待防止、身体拘束等適正化などの義務とされる研修のほか、入社時研修やフォローアップ研修など体系的に研修を実施しております。また学ぶ意欲があるスタッフに対しては社内システムで療育の幅を広げたり、動画で学び直しができたり、スタッフ向け教材やツールを提供しています。
学びの機会が多い職場環境となっていますが、働くスタッフがより質の高い発達支援療育を提供できるよう、スタッフアンケートから要望の多い研修を実施しています。今回は2023年に実施した2つの社内研修について、ご紹介いたします。
SST研修&セルフケア研修
SST(ソーシャルスキルトレーニング)研修では、SSTの考え方を解説した上で、【機会利用型SST】【個別でのSST】【小集団でのSST】の取り組み方を提示しました。研修内ではロールプレイ動画を使用することで、より具体的な支援のイメージを持ち、すぐに支援に活かせる内容となっています。
また同講義の中で、メンタルヘルスサポートを目的としたセルフケア研修を実施しました。セルフケア研修では、ストレスの対処法について、ストレスコーピングの考え方を解説した上で、ワークを行い、「自分なりにストレスに対処する方法」を考えます。また2人ペアになり「自分のストレス対処法」について紹介することで、自分以外の人がどのような対処法(解消法)を行っているのかを共有しました。他スタジオのスタッフとの交流にとても盛り上がっている様子もありました。
運動指導の手法に関する研修
運動指導の手法に関する研修では、運動の基本や身体の使い方について解説した上で、器具を用いた運動の安全管理や補助のポイント、動作を獲得するための個別アセスメントとプロンプトを生かした指導を確認しました。
研修を実施するにあたり、具体的な内容や実践例には、現場経験が豊富なスタッフにアイデアを出してもらい、また今後さらに育成の輪を広げていけるよう、現場スタッフに講師を務めていただきました。
研修の中ではお子さんによくある運動のつまずきを疑似体験し、どのような難しさや怖さがあるのかを確認します。またどうすることでそれを解決できるのかをたくさんアイディアを出し、スタッフ同士で話し合います。運動指導はお子さんそれぞれ異なったアプローチが必要なため、指導のバリエーションを増やすことを中心に研修を行いました。
社内研修で支援の質を高めていきます!
2023年はスタッフアンケートより「SST研修&セルフケア研修」「運動指導の手法に関する研修」を新たに実施しました。今回実施した研修は社員全員が参加し、全てのスタジオで共通認識をもつことで、療育の質の向上に繋がるものとなりました。
スタジオそらに訪れる子どもは一人ひとり異なります。経験やノウハウだけに頼った支援では、全ての子どもに質の高い支援を提供できません。しっかりとしたエビデンスに基づいた支援提供ができるよう、今後も社内研修を初めとするスタッフの学習環境を整えていけるよう努めてまいります。