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ユニバーサルデザインフォントとは、障害の有無に関わらずというのはもちろん、多くの人が読みやすいように作られたフォントです。

ご紹介/発達障害児も読みやすい!?ユニバーサルデザインフォント(UDフォント,UD書体)とは

2019.02.11

(この記事は、外部団体・企業で行われる取り組みのご紹介となります。内容の詳細についてのお問合せは、下部に記載する団体・企業へご連絡ください。)

 

 私たちが普段目にする文字ですが、発達障害の方の中には“よく文章を読み間違える” “読み間違いやすい”障害の限局性学習症・ディスレクシアの方がいます。(限局性学習症・ディスレクシアについては こちらで詳しくご説明します。https://studiosora.jp/column/697/ )

 

 限局性学習症でなくても、本を読む時「おもしろい」と感じる内容なのに途中で読み疲れたり、何となく活字を読みたくないと感じている方もいるのではないでしょうか。

 

 近年注目されているものとして「ユニバーサルデザインフォント」(UDフォント,UD書体)を今回紹介します。

 

ユニバーサルデザインフォントとは?

 障害の有無に関わらずというのはもちろん、多くの人が読みやすいように作られたフォントです。一般的にも読みやすいように作られています。

 

 長い文章を読んでいると誰しも読み間違うことはありますが、ユニバーサルデザインフォントであれば文字を認識しやすく、読み間違えにくくなるといいます。そのためディスレクシア(識字障害・読字障害など)の方にとっては比較的読みやすいフォントと言えます。

 

 近年では教科書や道路標識、公共機関の案内板など幅広い場所で採用され始めており、正確に読んでもらえるようにする工夫の一つとして定着し始めています。

 

今日から使える?モリサワのUDデジタル教科書体

 認識しやすく、読みやすいフォントであるUDフォントはそれぞれのフォントメーカーで作成されており、種類が様々ありますが、株式会社モリサワの「UDデジタル教科書体」はWindows10以降のパソコンであれば、標準搭載されているそうです。

 

 UDデジタル教科書体は弱視(ロービジョン)や読み書き障害(ディスレクシア)のエビデンス(科学的根拠)を取得しているため、合理的配慮のひとつとして胸を張って使用できるフォントの1つと言えます。

 UDデジタル教科書体の特徴は学習指導要領に基づいた字体・字形のまま、筆書きの楷書ではなく手の動きを重視した硬筆・サインペンで書いたようなデザインだということ。ハネ・ハライなど強弱が必要な文字も、一定の太さを保つなど読みやすさに配慮していること。そして同じ部首や同系列の構成要素を持つ漢字字形をルール化し、ばらつきを無くすことによってデザインの統一をされていることです。

 

 障害の有無にかかわらず、資料や掲示物などの作成でフォントを選択できるのであれば、UDデジタル教科書体を始めとする「ユニバーサルデザインフォント」も試してみてくださいね。

 

また、月300円から利用できる「MORISAWA BIZ+」であれば、現在使用しているパソコンにユニバーサルデザインフォント43書体を新たに追加することができるそうです。書体の選択肢を増やすことにより個々に合わせた配慮が可能となりますので、この機会に書体を見直してみてはいかがでしょうか。

 

株式会社モリサワのUDデジタル教科書体について

こちらでより詳しくご覧いただけます。

URL https://www.morisawa.co.jp/topic/upg201802/

 

MORISAWA BIZ+についてはこちらをご覧ください。

URL https://www.morisawa.co.jp/products/fonts/bizplus/

 

画像:株式会社モリサワ WEBサイトより引用

スタジオそら事務局

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