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目黒区Pistaのこども食堂の様子

ご紹介/子どもの居場所を!Pistaの子ども食堂を紹介します。

2019.03.11

(この記事は、外部団体・企業で行われる取り組みのご紹介となります。内容の詳細についてのお問合せは、下部に記載する団体・企業へご連絡ください。)

 

 こどもの居場所をつくりたい!とNPO法人Pistaは目黒区と品川区の2ヶ所で毎月1回ずつ「Pistaのこども食堂」を開催しています。今回は2月に目黒区で開催されたPistaのこども食堂の様子とともに、NPO法人Pistaの活動を紹介します。

 

地元に根付く子どもの居場所に!

 子ども食堂開催の時間になると地元の親子が続々とこども食堂に入ってきました。今日のメニューは「キャロットライス」「クリームシチュー」「カブの蒸し野菜」「ローストかぼちゃ」「キャロットラペ」、デザートに「黒蜜団子」と「節分の豆」。品数も多く手間のかかったメニューというのも驚きですが、それを作っているのが地元のボランティアの方たちだというので更に驚きです。新鮮な野菜がふんだんに使われてますが、これは地元の有機野菜、寄付だそうです。

 

子ども食堂の受付の写真

 席につくと、ご飯を食べながら様々な話が飛び交います。子どもたちは幼稚園で流行っているヒーローの話、テレビの話、ご飯の話・・・。大人たちは子どもの習い事の話や成長の話など、初参加の方も「どこから来たんですか?」「あそこのパン屋さん美味しいですよね!」など生きた情報が飛び交いすぐに輪に溶け込む様子もみられました。大人も子どもも和気あいあいとリラックスして食事をされていました。


 「子ども食堂」と聞くと、貧困家庭への支援というイメージがある方も少なくはないと思います。もちろんそれも1つですが、NPO法人Pistaのこども食堂の主な目的は「こどもの居場所をつくる」ことにあります。そのため、貧しい家庭や様々な問題を抱えている家庭の子どももいれば、一般的には裕福な家庭の子どもも参加していように思います。地元の野菜を使い、地元のボランティアの方たちがサポートにかけつけ、地元の子どもがワイワイ楽しく食事をし、地元の保護者が情報交換をしながら横の繋がりを作っている姿がとても印象的でした。


 参加していた保護者に話を聞くと、『結婚を機に引っ越し、出産したが、都内で働いた経験もなく、横のつながりがなかなかできなかった。たまたま知った「Pistaのこども食堂」は私にとって友達作りの場にもなってくれている。』いう声もありました。


 実は東京に住んでいる人口の約半数が東京以外の出身の方だそうです。結婚や出産のタイミングで引っ越しをしてきている人も少なくないことが予想されますが、そういった方にとって子ども食堂は交流の場として活用しやすい場所なのかもしれません。


■Pistaのこども食堂 目黒本町
開催日程:第1金曜日 18:00-19:30
場所: 東京都目黒区目黒本町2-1-20 3F 目黒本町社会教育館

■Pistaのこども食堂 品川
開催日程:第3金曜日 18:00-19:30
場所:東京都品川区西中延1-2-8 平塚橋ゆうゆうプラザ

 

うたをこころへプレゼント。コンサート同時開催!

 訪問した日はPistaのこども食堂のスペシャル企画のプロソプラノ歌手の曽根妙子さんらによるコンサートを同時開催されていました。曽根さんは音楽活動をしながら音楽教室で歌を教え、そして福祉施設をはじめ様々な場所にうたをプレゼントする活動をされています。開催のきっかけは沖縄出身の曽根さんとNPO法人Pista代表の恩田さんとの共通の知人の紹介がきっかけで、約半年前に今回の企画をしていたそうです。


 今回は目黒の子どもたちと楽しく歌いたい!とピアニスト辻喜久栄さん、沖縄の生徒さん山川明日香さん(沖縄の音も届けたい、と三線も一緒に!)、千葉の生徒さん矢島繁雄さんの4人ユニットで演奏をされました。


 ジブリなどのアニメソングや童謡など、子どもが親しみやすい曲を、子どもたちも一緒に歌いました。ドレスのお姉さんたちに子どもたちは「お姫様みたい!」と目を輝かせていました。

 

■曽根妙子

http://taeko-sone.info/

 

曽根妙子さんのコンサート

<引用・参考資料>

Tokyo Dive https://tokyo-dive.com/article/blog/2451/

 

スタジオそら事務局

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