発達が気になる子にもオススメ!キットパスを使った遊びアイディアを紹介
2023.10.09お絵描きは年齢問わず取り入れられ、手先の発達や想像力、表現力などを身に着けられる人気の遊びの1つです。今回は発達が気になる子どもにも使いやすい画材、キットパスを使った遊びのアイディアを紹介します。
キットパスとは?
キットパスはチョークの製造でトップシェアを誇る文具メーカー・日本理化学工業株式会社から出ている画材です。
窓ガラスや鏡などツルツルしたところに書けば水拭きで簡単に消せる、魔法のようなクレヨンで、クレヨンとしてだけでなく絵具のように扱えたり、使い方次第で表現の幅が広がります。
キットパスは種類が豊富で、キットパスミディアム、キットパスラージ、キットパスブロック、おふろ用キットパス「キットパス フォーバス」、キットパスASOBodyなどがあります。
(キットパスについての詳細・お問い合わせは、日本理化学工業HPをご確認ください。)
力の加減が難しい子にはキットパスラージがおすすめ
手先の細かな動きが苦手なお子さんは、絵を描いたり文字を書いたりするのに力が入ってしまい、画材をポキッと折ってしまうことも多いもの。直径15mmの太いキットパスは、大人から子どもまで持ちやすく、ある程度の力を加えても折れにくいので、お絵描きもスムーズにできるのではないでしょうか。
もし折れてしまってもキットパスなら使えなくなることはありません。広い面を塗るのに便利に使えたり、水で溶かして絵具のようにして使えるので、折れる=失敗にはならない点でも使いやすいですね。
お風呂に苦手意識がある子にはキットパス フォーバスがおすすめ
目にシャンプーが入ったなどの経験から苦手意識が定着していたり、お風呂に入る理由が理解できずモチベーションを持つことができないお子さんには、おふろ用キットパス「キットパス フォーバス」を使ってお風呂を楽しい場所に変えてしまうのも1つの手かもしれません。
ツルツルした壁なら水で簡単に消せるキットパスはお風呂との相性がよく、壁いっぱいお絵描きができてお風呂から出てこなくなってしまうお子さんもいるそうです。
他にも頭を洗ったり身体を洗ったり手順が多いことで見通しが立たず、不安に感じてしまっているお子さんには、お風呂に直接手順を書いてしまうということもできます。
またお風呂というプライベート空間で使えるキットパスは、自分の絵に自信を持てない子が失敗を恐れず絵を描いてみる、他者の視線を気にせず自己表現をしてみることのきっかけになることもあるそうです。
安全性に優れた「ライスワックス」
以前は口紅の材料をベースに作られていたキットパスですが、より安全性の高いライスワックスを使うようになったそうです。ライスワックスは玄米を白米に精米する際に削られる米ぬかから抽出したもので、間違って舐めてしまう可能性のあるお子さまでも安心です。
人にやさしく、地球にやさしい会社で作られています
キットパスを製造している日本理化学工業では、全体の7割程度が知的障害のある社員が働いていらっしゃいます。障害特性は一人ひとり異なりますが、それぞれに合わせた工夫をすることで働きやすい環境を整えているそうです。
実際に製造されている工場を見学させていただきましたが、働くすべての人が細かな作業にとても集中され、プロの手つきで効率的にチョークやキットパスを製造されていることに驚きました。
(障害者雇用に関してはこちらで紹介しています。)
日本理化学工業株式会社
「日本一強く、優しい会社を目指す。
経営的にも強く、精神的にも強く、人に優しく接することができ、人と環境に優しい商品を作り続ける。」をビジョンに掲げ、ダストレスチョーク・キットパスなどの製造・販売を行う企業。
キットパスについての詳細・お問い合わせは、日本理化学工業HPをご確認ください。
キットパスのお求めは、お近くの文房具販売店やオンラインショップをご確認ください。
日本理化学工業オンラインショップ https://rikagaku.shop/