子どもの乱暴・汚い・下品な言葉遣いが気になったら?使う理由や直し方、悪化する場合についても解説。
2025.05.12- 乱暴な言葉を使う理由 ~まずはその『目的』に注目しよう!~
- 言葉遣いが気になるときの直し方 ~どのような言葉がよいか、確認しよう!~
- 許されない言葉を遣ったときの対応
- 注意をしているのに乱暴な言葉遣いが悪化する場合
- まとめ
子どもの成長につれて、園や学校、テレビやネットで乱暴な言葉遣いや、汚い言葉、下品な言葉を覚えてしまい、家庭などでも使うような様子が見られることがあるかもしれません。以前はそんな言葉を使ってなかったのに…と、ショックを感じることもあるでしょう。ここでは、子どもの言葉遣いが気になった時の対応について整理します。
乱暴な言葉を使う理由 ~まずはその『目的』に注目しよう!~
一言に、乱暴な言葉や汚い言葉、下品な言葉を使うといっても、そこにはさまざまな「目的」があるはずです。
たとえば、テレビの真似をして、「お前、オレ様に寄こせ!」と乱暴な言葉を使ったら、友だちやきょうだいがおもちゃを貸してくれた、という経験をした子どもは、周りの人が持っている物が欲しい、という目的の際に、このような乱暴な言葉を使うと予測できます。
他にも、保護者の方が忙しくて、自分にかまってくれないときに、下品な言葉を連発したら、保護者が飛んできて「やめなさい」と、注意をし、さらに逃げ回ったら保護者が追いかけてくれた、となると、「保護者から注目してほしいときには下品な言葉を使おう」、と子どもは学習するかもしれません。
他にも、乱暴な言葉や下品な言葉を使うと友だちが笑ってくれる、乱暴な言葉の方がかっこよさそうに思える、乱暴な言葉を使うとストレスが発散されたり欲求が満たされたりする、といったことが起こっているかもしれません。
このようにみていくと、乱暴な言葉や汚い言葉、下品な言葉を使うことによって、子どもが不適切な「いいこと」を得ていることがわかります。
言葉遣いが気になるときの直し方 ~どのような言葉がよいか、確認しよう!~
「そんな言葉を使ってはいけません」だけでは、叱られた、いけないこと、ということは子どもに伝わっても、具体的にどのような言葉を遣えばいいのかは伝わりません。もしも、注意しても繰り返しよくない言葉遣いをするのであれば、「こんな風に言えばいいんだよ」、という「代わりの言葉遣い」を教える必要があるでしょう。
たとえば、おもちゃが欲しいのであれば「貸して、で伝わるよ」とか、「なんていうんだっけ?」と確認したうえで、「貸し…?」とヒントを出してあげても良いでしょう。同様に、かまってほしいときには「遊んで」など、適切な言葉遣いを具体的に教えることも必要です。適切な表現を用いることができた場合には、しっかりと、「上手に言えたね」とほめることも大事です。
許されない言葉を遣ったときの対応
よくない言葉を使ったときに、常に叱る、という対応はあまりお勧めしません。なぜなら、叱られるという嫌な経験も、次第に子どもは慣れていき、叱られても行動が変わらなくなってしまったり、叱る強度を強めたりしなければならなくなってしまいます。
しかし、絶対に許容できないような表現をした場合には、短く、「その言葉は絶対に使わないで」と毅然と注意しましょう。
注意をしているのに乱暴な言葉遣いが悪化する場合
「乱暴な言葉遣いを注意しているのに、だんだん悪化してきている気がする…」という声を聞くこともあります。子どもが悪い言葉で注目を得ようとしている場合、大きな反応は逆効果になることがあります。この場合、子どもの言葉遣いに対して、過剰な反応を示すことは避け、冷静に対応することが重要です。
特に、子どもがふざけている様子であれば、それには取り合わず、時間や距離を置く対応も必要です。ただし、ずっと無視をし続けるのではなく、子どもが謝ったり、適切な行動が見られたりした場合には、すかさずかかわって、適切な行動に対してほめる対応が必要となります。
まとめ
下品な言葉を使う様子などは、一時的なものであり、ブームが去ると、次第にその言葉を用いなくなることも多いです。一言一言に注意を向けすぎることは避け、本当に注意するべき言葉遣いなのか、見過ごしても良い言葉遣いなのかを見極めることも必要な場合もあるでしょう。また、保護者自身も言葉遣いに気を付けつつ、日々のコミュニケーションを楽しく行うことも重要な要素といえるでしょう。






