育児×保育×療育の総合情報メディア「チャイルドラボ」監修者・土屋さとみからのメッセージ
2024.08.12はじめに
アース・キッズ株式会社が作成し、発達障害療育研究所が監修を務めている総合情報メディア「Child Lab🄬」が、2024年7月1日にリリースしました。リリースに向けて、発達障害療育研究所では、コンテンツの作成と監修を1年以上に渡って行ってきました。アース・キッズ株式会社の企業理念である、「子どもたちのために。以上」を具体的に実現するためのツールとして、私たちも「Child Lab」には大きな期待を抱いております。少しでも多くの方々に「Child Lab」を活用していただき、これまでアース・キッズ株式会社や発達障害療育研究所が蓄積してきた知見やノウハウを、たくさんの子どもたちや子どもたちを支える保護者の皆様、幼稚園や保育園、子ども園、発達支援施設の先生方に届けられればと思います。ここでは、Child Labを監修する上で、大切にしている想いをお伝えいたします。
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.studio_sora.childlab
App Store:https://apps.apple.com/jp/app/child-lab/id6468036949
WEBサイト:https://child-lab.jp/
子どもたちのいいところをたくさん見つけたい
みなさんは得意なことや苦手なことがありますか?発達の課題があると言われる子どもたちは、日頃、苦手なことで苦労していることも多いかもしれません。ですが、もちろん、得意なことやいいところがたくさんあります。子どもたちとの出会いのなかで、教えてもらいました。
私にも得意なことがありますが、一方で苦手なこともあります。私よりも折り紙が上手なお子さん、プログラミングが得意なお子さん、電車に詳しいお子さん…など、私にはできないことが子どもたちにはできる。「すごい!」と思うことがたくさんあります。
そして、一人ひとりの興味関心の違いはとても面白く、「なぜそれが好きなの?」と聞くと、自分とは異なる見方や感じ方、新しい発見をもらいます。人と比べなくていい、自分のなかで何が好きなのか、何ができそうかを、大切にしてもらいたいなと感じています。
チャイルドラボは、子どもたちについて理解を深めるための研修動画、プログラム集、遊びの紹介など、さまざまなコンテンツが充実しています。
お子さんは十人十色。
「これやってみたい!」という気持ちや、「こうしたらもっといいね!」を、子どもも大人も取り組める、そんな世界を広げるためのお手伝いができましたら幸いです。
保護者や先生、周囲の大人の負担を減らし、少しでも支えたい
これまで、「子どもたちのために」という想いで支援に携わるなかで、保護者の方や先生、地域で働く職員など、子どもたちを支える人たちと出会いました。
保護者や先生の相談をお伺いしていると、困っていることや悩んでいることがさまざまにあり、その都度、丁寧にお話を聴きながら一緒に考えてきました。
よくセミナーでもお話をさせていただくのですが、“保護者や先生のお悩みも十人十色”です。似ているようで、少し違うということもよくあります。
「これが正解!」「こんなふうに頑張って!」ではなく、「一緒に考えていきたい」「こうしたらもっとよくなるかな?」と、保護者の方や先生の気持ちに寄り添いながら、負担を減らし、支えることができたらと思っています。
「心の健康」「身体の健康」コンテンツは、子どものための情報だけでなく、子どもたちを支えるみなさんをサポートするようなコンテンツを広げていきます。ぜひ、共感しながら、楽しくご覧いただけると嬉しいです。
チームで子どもたちの成長を
私が現場で行ってきたカウンセリングや発達支援は、その施設に“来てもらうこと”で会うことができます。訪問型の支援ではよりチャンスが生まれるかもしれませんが、それでも、支援を必要としているすべての人と会うことは難しく、いつももどかしく思います。
「会えない人にも支援を届けたい」「まだ支援が届いていない方へのきっかけ作りをしたい」との気持ちから、誰でも手にとることができる書籍やサイト、アプリを通じた発信が、何かお役に立てるのではと思っています。
「チャイルドラボのコンテンツを見て、身近な人に相談してみようと思った」「保育の現場で活動が広がった」「みんなも悩んでいるんだと思えた」など、“一人で頑張る”のではなく、“チームで子どもを支えよう”と思っていただけるようなツールになることを願っています。
ぜひ、誰かと共有するためのきっかけにしてみてください。
みなさん一人ひとりの経験や体験が、チャイルドラボをもっと充実したより良いものにすることができます。子どもたちに関わるみなさんと、チャイルドラボを盛り上げていくことができましたら幸いです。